元・婚活支援員による婚活・恋愛生現場(毒)

婚活に行き詰まったら、ガス抜き程度にお読みくださいませ。

40代、プライド高杉A男くんの場合

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どうも、ふじこです。

今回は、私が経験した中でもかなりあくの強かった40代の男性のお話。

自分を過大評価し過ぎない。これ大事です。40代の男性会員さんの多くは、「仕事が忙しくて婚期をのがした」という意見が多いです。でも、それってわかります。年収も安定されていますし、ご自宅を所有されている方もいらっしゃいました。それなりに恋愛経験もあるんだけど、仕事>恋人な方もいらっしゃって、結婚を考えることがなかった、なんて方も。いつかは結婚するんだろう、と思ったら周りの友人は結婚して子供もいて、やっと自分の立ち位置に気が付く感じでした。
実際、ふじこの周りにも仕事が忙しくてそれどころじゃない!といった友人はいます。
しかし、結婚している仕事マンがいることも事実。要はタイミング次第なんですよね。
ただただ単純に「モテない」「出会いがない」といった人もいらっしゃいますがね。
ただですね、自分のことをわかっている、立場を理解されている男性は、お見合いに苦戦しながらもカップリングをすれば、お付き合いもスムーズにいったりするんです。
ちゃんと見えてるんですよね。周りが。そしてよく気が付く。相手のことを理解しようとする姿勢が表れている。もうこれに尽きますね。

今回お話させていただく45歳、経営者、A男くんは、その「自分の立場が見えていない」の典型的ダメ男。いくら条件面を整えていても透けて見えてくるんですよ。あなたのその時分よがりな姿勢がね!女性は鋭いですから…。この方と同じようにならないための教訓版です。

 

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プライド高めのA男くんの散々たる軌跡

ストーリー①あなたはそれほど面白くはない

 

周りが見えずに、「俺が」「俺は」な人ほど、いくら容姿、条件がよくてもうまくいかないんです。そしてふじこも思う。
「そりゃそうだ!だって自分のことしか考えないんだもん!あの人~」です。
「なんだちみは!?」と思うほどな方々ばかり。お引き合わせの席で、自分は一般的な大人で、別に女性に不慣れな訳でもないので2人きりで話がしたい、と仲人さんをその場から退却させたり。あんたはそれでいいかもしれんが、女の子の立場はどうなのよって話です。見ず知らずの「ちょっと会ってみてもいいかな」な男性としょっぱなから2人きりで不安を抱える女性の気持ちを汲み取ってあげてください。
または、写真より実物が好みでなかった場合、やたらテンションダウンで、早々に話を切り上げて帰ろうとする男もいたり。また、お引き合わせの席で女性からは見えないんだけどあぐらをかいて座っちゃう人もいたり。いや、お見合いの席だからね??「足くずしていいですか?」の一言はマナーだと思いますよ。っていうか、くずすな頑張ればか。それを女性が先に見てしまったらこの人って常識がないor私に興味がないの?と感じ取られてしまいます。
男の人は男の人で、仕事や収入面が安定している方ほど、とってもプライドが高く、こちらのアドバイスにも耳を傾けません。「なんでこの俺が断られるんだ?」という疑問を抱きながらも、結局は「女性が見る目ないんだな」と自分なりに比重の偏った答えを出して片づけます。

ふじこが担当していたA男くんがまさにそれでした。写真から見てなんだか「プライドが高そう」。写真館でばっちり撮ってるし、カメラマンがポージングをつけたんでしょうけど、ポケットに手突っ込んでる!座ってる写真は足組んでる!超偉そう(笑)映り方だけでこんな印象を与えてしまっては、いくら写真館の写真といえどもマイナスでしかありません。
会話をしてみると、質問力もあり、一般的な常識はお持ちの方なのですが、いかんせん「自分の話が多い」。その話がまた「つまらない」。結局全部の会話を「そうそう、僕なんてね…」自分の話題にもって行きがち。うん、ふじこ相手ならいいんだけどね!?これはこの人の癖なんだと瞬時に察知しました。会話ができる男、話の引き出しが多い男、まさに俺がこの場をリードしていくんだ!な空気感の持ち主。
シャイな女の子であれば話をしてくれる男性は「楽」なんだけど、「いい印象」には映りません。ただ「楽」です。で、その自分のお話を饒舌に披露するんだけども、まぁ、
面白くないお話を、さも「面白い」風に話すのを聞いている側は、苦痛でしかありません。気持ちがその人にあるなら別ですが、気持ちがまだない方の話ほど苦痛でしかないのです。ここらへんをわかっていないお喋り好き(お喋り得意だと思っている)男性が多いなぁと感じています。お話のリードができる男性は、相手から話を引き出させるテクニックを持った方のことを指します。けして「おもしろい話題性のある話をたくさんストック」している方がいい訳ではないのです。

 

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ストーリー②あくまでも俺は何も悪くない

 

1度甘い蜜を経験していると、そこに価値を見出します。
A男くんは以前ひとまわり年の離れた女性からのお申し込みがあり、即日承諾。カップリングまで成立されましたが、1か月で破局。原因は女性側の親から「年齢が離れ過ぎている」とのことでした。うん、結婚って当事者同士でできないのも難点ではありますよね。どうしても親、兄弟の意見も入ってきます。
「自分の意志で断れないものなのか!」と当時はA男くんも憤慨されておりました。
「年齢だけで相手のことを判断するなんて、なんてナンセンスな親なんでしょう?」と彼女と親までをも非難。
えぇ、怒るのも若干わかります。まだお会いしていないのにも関わらず、条件ではじかれたわけですから。しかも年齢以外の条件は安定しているのに、です。しかし女の子を持つ親御さんは心配されて当たり前。それが女の子が何歳であろうが、です。出来れば同世代か、離れてても5歳上下ぐらいが親御さんも安心だったり。だって年齢が上過ぎたら行く先は将来未亡人。そんな悲しい思いはさせたくないでしょう。このことをフォローの意味をこめてご説明しましたが、「は?社会に出てるいい年した人間が、何、親を頼ってるんだって話ですよ。親も親で子離れできてないとか、結婚したら大変ですよね。こちらから願い下げですね」と最後には愚痴を吐かれる始末。決して自分には非がないような発言。親心ってやつを理解してあげなさい。っていうか振られた立場ですよね?あなた…。本当は舞い上がってたくせに~!若い子から申し込みが来た!ってうれしかったくせに~!

プライドが傷つくのも耐えられないんでしょうけども、その時の熱い感情や、彼女との思い出を汚い言葉で片づけるほど悲しいものはありませんよ。

 

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ストーリー③自分本位で物事を進めたい

 

A男くんはその後もかなり苦戦されていました。わき目もふらず若い女性へアタックの連続。そして申し込んでから女性側の返事が遅いことに苛ら立たれ「放置されることほど屈辱的なことはありません」と怒ってきました。いや?放置したのかどうかなんて誰にもわかりません。彼女しか知りえないこと。もしかすると悩んで悩んで返答期限まで答えが出せなかったのかもしれないし、別の方からも申し込みが来ていて、そちらを選ばれたのかもしれない。そんなことは微塵も思わず「非常識な女を申し込んでしまった!あぁなんて無駄な時間を過ごしてしまったのか」とご立腹。更には、「社会人として返事はきちんと即日に返す、というルールを会員一斉メールで配信なさらないのですか?」とのこちら側への要望をプラス。
え?ここ、職場でも取引先でもなんでもありません。それぞれ自分とお相手のお気持ちのその2つがあってから始まる婚活場ですよ?即日に返事しろとか、いや、みんな簡単に決めれたらこんなとこ登録にきてねーから!です。(こんなとこって言っちゃった)

確かに、申し込んでからいい結果が来ない、返事が遅いなどは心身ともに疲れてくるのもわかります。しかし自分1人の思いだけでは成り立たないのが婚活なんです。もう少し広い心と大きい器を兼ね備えてください。
またその後日「速攻でお断りが来ましたよ、もうね、僕のプロフィールも流し読みかなんかじゃないとあんなに早くお断りなんて押せませんよね!?」と今度は返事が早い、とお怒りになられていました。
いや、どないやねんあんた!!!!!

この間は遅い、非常識だのなんだのぬかして今度は早くて怒るとかなんて身勝手で自分本位な考えしか持てないのだろうか?となんだかこちらが情けなくなる。
人生の先輩で、どんな人生歩んできたらこんな身勝手な大人になってしまうんだろうかと。結局この方はふじこが退職をするときもまだ在籍されていました。
要注意人物としてリストアップされていましたよ。あなた。
過度な発言は「業務妨害」の一因として退会処分に値しますよ、と最後にお伝えしてあげたかったですよ!はたして今はどうなっているのか、、、。

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ストーリー④1度愚痴を吐くと、ずっと吐き続けなければ心が保てなくなる

 

A男くんは自分で導き出した「揺るぎないできる男像」をお持ちなので、ふじこ達支援員のアドバイスにも一切耳を傾けません。というか必要がない。だって生きてるステージレベルが違うのだからと。どうせあなた達はタイムカード切ったら一般の主婦に戻るんでしょう?とでも言いたげ。(実際、主婦はいいですよね。と言われた)
条件もいいし、写真もそんなに悪くない。であれば、自分の理想の条件幅を広げるか、自己PRの改善などを検討する時期に入ってもいい現状。入会して1年以上絶ち、結果が伴っていないのは何か理由があるからだ、と普通なら考えて相談にきたりするものなんです。A男くんは、一度登録したっきりの情報だったのもありましたし、気になる文言もちらほら。まずは年齢の上限幅を広げていただくようお願いしてみるも「いや、子供が欲しいんですよ」の一点張り。40代の女性は難しいですか?とお伺いすると「難しくはない。ですが、やはり、ねぇ?」ってなんだよおい。A男くんは先ほども書いた通り、1度若い女性から申し込みがきている経験があるので、そこから抜け出せないんです。もしかするとまた若い世代から申し込みが来るかもしれない、承諾してくれる若い世代がいるかもしれない、という魔法に。甘い蜜を吸った経験者ですからこそ余計に幅を広げるのは難しくなります。
「こんなに条件面いいほうなのに、なぜ、俺が断られるんだ?」「やはりここへ登録にくる女は俺みたいに真剣ではなく、軽い気持ちのやつが多いんだ。」と次第に女性に対する愚痴が以前にも増してきました。こうなってしまったらもう、私たちがいる手前引くに引けず、最後まで自分の非は認めないし、認められなくなってしまいます。

 

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ストーリー⑤非がないのでアドバイスは無意味

 

A男くんの場合、改善点はいろいろあったんです。まず、お相手への希望欄へ「心身ともに健康で活発な女性、アレルギー等ない方が理想」と記入があったのです。
アレルギー?ってことは花粉症なんかもそうなの?だったらみんな何かしらアレルギーあるんじゃないのかな?お断りされる理由ってこんなところにあるんじゃないかな?と思います。ふじこなんかも慢性鼻炎(ハウスダスト)なので、まず却下でしょうしね。
おそらくA男くんもそこまで過度に求めているのではなく、希望欄があるなら、ただただ「健康な方」と表記したいだけなんでしょう。
そういった細かい部分で「あ、私無理だわ」と思われたり、「潔癖なのかしら?」と勘繰られることも。希望はできるだけ伝えておきたいのもわかるのですが、変に勘繰られてお断りされる内容につながってしまうとマイナスでしかありません。
ストレートに「容姿端麗の方を希望」と書かれると、女性側はお申込みしにくいですよね?申し込みする時点で自分が「容姿端麗だ」と言っているようなものなんですから。その辺の配慮も必要です。このことを踏まえ、彼に聞いてみました。
「アレルギーの範囲はどこからどこまでですか?全般的でしたらかなりアレルギーお持ちの方はいらっしゃると思いますけど?」と。「そんなこと細かく言わないとわかりませんか?(ふふふ笑)」と返ってきました。
あぁわかんねえよ!です。
「健康ならそれでいいって話ですよ、アレルギーは一種の例えです。まぁないことに越したことはありませんけどね」だそう。ふーんじゃあそのままにしとけ(棒読)、そんなのいちいち汲み取る暇なんかねぇよみんな(白目)、と思いながら聞いていました。
「別におかしなところもないですし、申し込んでも断るのは遅いし、ここの女性は信用できませんね」という始末。決して自分にわずかな非があるとは思わない。だからこそアドバイスも聞かない。聞いたって意味ないから、断ってくる女がおかしいんだの末期レベル。もう、こんな状態の方へのアドバイスは一切ございません。
どうぞお好きに活動なさってください、です。女性批判をされる方は今まででこの方お1人でしたが、絶対そんなこと口にしてはいけません。

 

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「こうはならない」ためのまとめ


婚活がうまくいかなくて、愚痴りたくなることもあるでしょう。
私たちも毎回毎回は聞いてあげられませんが、ちょっとはすっきりしたり、負担が軽くなるなら、とお聞きすることもあります。ですが、みなさんの多くは「自分の何がいけなかったのか?」「次はどうすればいいのか?」と自分自身を見つめなおすための愚痴です。けして「お相手の批判」をするためでもなく、婚活システムの不満を漏らしに来るわけではありません。大体自分自身を見つめなおそうと話をしに来る方は、真意にアドバイスに耳を傾け、実践し結果を出しています。成婚された方も中にはいらっしゃいました。やはり、そういった姿勢の方は根がまじめで素直。それが立ち振る舞いに表れているからこそ、どこかの誰かが見たときに「魅力的」に映るのでしょう。

 

「言霊」という言葉があります。
「うまくいかないな」「俺なんてもう結婚できないんだ」「私なんて誰も選んでくれない」などマイナスの発言は、本当にそのとおりになって返ってくると感じています。
実際、やる気も起きていない、気持ちがそがれた方は婚活がうまくいっていませんでしたからね。諦めず、「次!」と意欲的な方には早かれ遅かれ、いい出会いがあると思いますし、実際そうなっている方を多く拝見しました。「ご縁」を引き寄せるパワー、というとなんだかスピリチュアル的な感じになってきますが、人を引き付ける魅力を放つのだと思います。婚活をされている皆様、今日からマイナス思考、マイナス発言は卒業して、常に明るい前向きな気持ちで婚活なさってください。自分でも気づかぬうちに内面や表情までもが明るくなってくることに気が付くはずです。